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原 一 男 |
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来 歴 松本市に生まれる。ラジオ放送で聴いた邦楽に興味を持ち、13歳で和楽器を習いはじめる。胡弓は、青木嘉女野師にまったく偶然出会い入門を許され、胡弓と三絃の指導を受ける。また箏曲、三絃を生田流正派邦楽会大師範、山口雅将師に、橘流筑前琵琶を阿部旭志師に師事する。青木師の逝去後は故・横井みつゑ師に胡弓の教えを仰ぐ。また、邦楽発声を故・平井澄子師に師事。NHK邦楽技能者育成会第28期卒。昭和58年「絃詩(いとうた)会を創立主宰、平成21年より胡弓等の伝承芸を守り伝えるため同会「宗統(そうとう)」を名乗る。
主な活動履歴
胡弓伝承系譜 へ
1994年、第一回リサイタルを東京証券会館ホールにて開催、以後リサイタル四回、その他、薩摩琵琶や中国二胡とのジョイントコンサート、各種コンサートなどで演奏活動を行う。また、仲間と「邦楽同人会」を結成、年一回の公演を続けてきた。海外においてはオランダ、オーストリア、ハンガリー、ドイツ、米国、中国などで公演・演奏。 現在、松本市と市川市に在住、首都圏と信州を拠点に演奏活動と教授を続けている。また大学講師、各地の公民館などのサークル活動における講師としても指導にあたっている。 「哀調」ばかりが取りざたされる胡弓の現状に満足できず、より幅広い表現を求めて、低音域を拡充した「五絃胡弓」の開発、小指まで使用する運指法など、新しい奏法の開拓も試みている。 作曲としては、「AKUGARE(五絃胡弓と薩摩琵琶による・共作)」、沖縄胡弓と五弦胡弓のための「二重の空」、五弦胡弓独奏曲「秋の序」、三絃二重奏曲「琉紋」、地歌三味線とヴィオラ・ダ・ガンバのための東洋風ロンドー、胡弓三重奏曲「綾鑼(あやかがり)など。また「八重衣」「影法師」「茶音頭」「夕顔」「楫枕」「善知鳥」「尾上の松」「新青柳」等、古典箏曲や地歌曲の胡弓手付けにも力を入れている。
(財)正派邦楽会 大師範(雅号・雅楽一) (財)国風音楽会 教師 国士舘大学 21世紀アジア学部 講師 長野県三曲協会会員 品川区三曲協会会員
趣 味 旅行・登山 一人でブラリと地方都市などを訪れて何となく歩き回ったりするのが好き。寺社城郭をはじめ歴史的な町並みや雰囲気を漂わす場所も好きだが、何とはないただの町も、人々の生活の匂いがしてそれなりに面白いと思う。山など美しい自然風景も好き。鉄道に乗ることも好きで、地方の私鉄線を乗りつぶしたりもする。 登山は夏秋だけ、山登りとは言っても美しい花を見るのが一番の目的。南北アルプス、八ヶ岳、尾瀬、東北の山々。よく行くのは白馬岳、尾瀬、上高地など。
園 芸 幼少からの趣味。現在千種類近くの植物を栽培しており、園芸研究家として雑誌などへの執筆をはじめ著書に「The World of Japanese Primulas(1992年・共著)」「世界のプリムラ (2007年・共著・誠文堂新光社)」がある。 1992年に64年ぶりに開催されたサクラソウ属植物の国際シンポジウム「プリムラシンポジウム(米国ポートランド市)」に、日本側協力者として全面的にサポート、関連団体の賛助も得て、これまで海外にあまり知られていなかった、江戸以来の伝統を持つサクラソウ文化を初めて本格的に国際的に紹介した。 庭園の鑑賞も好きなことの一つ。
美 術・工 芸 絵画陶磁器、木工、ガラスなど工芸品も好きで、和陶磁、西洋陶磁などいろいろ旅先で買い集めたりする。特にウェッジウッドのジャスパーウェア、ブラックバサルトは重点的に収集している。 家系が代々、皆そこそこ絵心があったためか、子供の頃から絵を描くことが好きだった。最近は忙しいので、もっぱら3Dコンピュータグラフィックスにはまっている。
自作画(肉筆)
自作画(3Dコンピュータグラフィック)
ウェッジウッド・ジャスパーウェアのコレクション より
猫・小動物 犬でも兎でも鳥でもイグアナでも動物全般が好きで、小学生の頃から色々な生き物を飼育して来た。中でも特に猫が好き。 他に小さな熱帯魚を飼育中。
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