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土星系最大の衛星ティタン(英語読みだとタイタン)は木星のガニメデに次ぎ全太陽系第二の大きさを持ち、かつ唯一濃厚な大気に覆われている衛星。オレンジ色のスモッグに遮られ、地表の様子はあまり分かっていなかった。地球よりも濃い大気の主成分は窒素だが、各種有機物に富み、表面は−180度。液体メタンの湖、ないしは海があるだろうと言われている。原始地球に似た環境で、生命の存在する可能性も取りざたされている。2004年にはNASAの土星探査機カッシーニが土星系に到着、ティタンも詳しく観測され、大気や地表の様子もかなり判明した。それにより、液体炭化水素の川や湖が多数みつかり、地球に似た気象現象が起きていることが判明した。地表に大量の液体が存在し蒸発と降雨により大気と地表を循環しているのは地球とティタンだけ。 ある朝、珍しく空がのぞき壮大な土星と衛星レアが見えている。ティタンは公転と自転の周期が同じなので、土星は見かけ上ティタンの空の同じ位置に固定して動かない。そんな土星を映すメタンの湖岸に転がる氷でできた岩石に、微生物が付着して褐色のコロニーを形成している様子を想像してみた。 |